震災から1年。
日本に起きたあまりにも大きな出来事に
しばらく呆然とした日々が続きました。
でも、
本当の意味で「東日本大震災」を実感しはじめたのは
夏に被災地を訪れてからだと思います。
東松島と、石巻の保育所を訪ねて
保育士の先生方にあの日のことを詳しくうかがい、
被災した方の数だけの
地震があり、津波があり、原発事故があったことを知りました。
私が日常抱えている不満の
なんと小さなこと!
覚悟を決めて、前に進むことの大切さ。
(私も含めて)原発に反対運動をしている人たちも、
そろそろ「反対」するだけではダメなんだということに
気づき始めている頃なのではないでしょうか。
自分が正しいと思ったときこそ、
それを主張するときの言葉は
選ぶべきだということも学びました。
亡くなった方や被災した方のために、
遠方にいる私たち大人ができることは、
将来を担う子どもたちを
しっかり大事に育て上げることかもしれないなあと思いました。
いろいろ心配はあると思いますが、
幼い子を持つ親御さんは、
心配だけじゃなく、ぜひ前向きに明るく意欲的に生きる姿勢をお子さんに見せて欲しいのです。
そういう姿勢はきっと、
「免疫力」となってカラダにも心にも良い影響をもたらすと思うのです。
そして、若い人たちには、
残念ながら私たち大人が犯してしまった過ちを繰り返さないように、
本当に大切なことを大事にする大人になって欲しい。
将来みなさんが
正しいことを行動にうつす勇気を持った大人になることが、
被災地への最大の支援になると思います。
そして、
原発のことをちゃんと理解してこなかった大勢の大人の一人として、
今ここで若い人たちに謝罪したい気持ちでいっぱいです。
今日、生かされていることに感謝します。