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新刊絵本のお知らせです。
あかちゃん・かどまるえほん⑧ 「ないしょだよ!」 作・絵 さこ ももみ (岩崎書店) 4年ほど空いてしまいましたが「だいすき!」 の続編です。 「だいすき!」が出版されたのは2012年。 東日本大震災の直後、子どもたちが安心感を得られるような絵本ができないだろうか・・・と、編集者さんと模索する中でできあがったのがこの絵本でした。 きっと誰でもあかちゃんにしてみたくなる「だいすき!ちゅちゅちゅのちゅ〜」というスキンシップを最後のページに仕込んだのです。 さて、今回も読者のみなさんにしていただけたらと思って仕組んだものは・・・ タイトルでもうバレバレですよね。 「ないしょ話」です。 でも、だまされたと思ってお子さんをおひざの上に乗せて読んでみてください。 耳元でナイショ話、くすぐったがるお子さんの反応とともに至福の時間が生まれますように。 今回はとこちゃんがお外に出かけます。 前作では交流のなかったみんながやってきて・・・ もはやナイショどころじゃない騒ぎ! 動物さんたちの鳴き声を今回もたくさん入れています。 「だいすき!」ではみなさんが書いてくださったレビューの中に 「ハチが危險なのでいない方が・・・」というご意見を見つけました。 わかります。 私も子育てしてきたので、お気持ちはとてもわかります。 特にはじめての子でもある長男の子育てでは必死で、 「ああ、この子が大きくなるにつれて人とケンカしたり叩いたり泣かせたりするような子になりませんように」 などと、ありえないことを願ったりしました。 ある日、近所の年上の女の子を押しのけて、 他人のおもちゃである乗り物をブン取って泣かせてしまった時に、 すっ飛んで行って慌てて引き離したことがありました。 どちらも大泣きです。 その時に相手のお母さんが 「気にしないで!みんなこうやって大きくなっていくんだから」と言ってくれて、 ハッと我に返ったのを思い出します。 自分が子どもの頃のことなどすっかり忘れて、必死な子育てをしていたんですね。 こんな私のレベルとはちょっと話が違うかもしれませんが、 「ハチは危ないから近付いたらダメよと教えているのに絵本では主人公とハチが平気で仲良くしている!」 そう思われても無理はありません。 でも、そんな時はいろんな捉え方をしていただけたら嬉しいんです。 「これは絵本だけど、ホントは危ないから近付いちゃダメだよ」 と言っていただければ、再確認のチャンスです。 「ハチさんもホントはみんなと仲良くしたいのかもしれないね」 という会話で、優しい想像力が育つかもしれません。 「ハチさんも刺したくて刺すんじゃないんだって。 自分より大きな生き物が近づいてきたら怖いんだって。 だから、何もしないでそ〜っとしていれば刺さないんだよ。」 などという会話になれば、これはもう自然科学ですね。 絵本の中にハチがいたから、こういう会話ができるのかもしれません。 絵本はみなさんの手に渡ったときから後は 「どのようにでも好きに読んでね!」という気持ちで描いています。 文字がまだ読めない小さな子どもたちがするように、 絵を見ながら勝手に別のお話を作ってくださってもかまわないんです。 (あの姿は本当に可愛らしいですよね!) ご家庭それぞれで独自の読み方をしていただいて、 汚れて破れてにおいがついて、絵本は世界でたったひとつの絵本になることができます。 それが”絵本自身”も一番望んでいることではないでしょうか。 この絵本もたくさん読んでいただいて、そんな一冊になれますように。
by momomisako
| 2016-11-11 11:35
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