さこももみのイラストレーターライフ

新刊絵本「だっこでんしゃ」発売になりました

本日10月９日、久しぶりの書店に並ぶ絵本「だっこでんしゃ」（さこももみ作絵、交通新聞社刊）が発売になりました。

交通新聞社さんはあの「時刻表」を作っている会社です。

「乗り物のお話で」「電車じゃなくても車輪がついていればOKです」というお題のもと、赤ちゃん向けのお話を考えました。

電車のホームでお迎えを待つ動物の子どもたちも出てきます。

この動物さんを誰にするか、けっこう迷いました。

こちらは残念ながら登場しなかったうさぎちゃんとワンちゃんのラフです。

うさちゃん＆ワンちゃんもなかなかの可愛さなんですよ〜。幼稚園や保育園でたっぷり遊んだあとの子どもたちにとって、大好きな人のおむかえを待つのはすごく待ち遠しい時間だと思います。

私自身はバスで通園する幼稚園に通っていたのですが、じつはこのバス通園が好きではないこともあり（乗り物酔いするんですね…）母に迎えに来て欲しくて先生に「今日はお母さんが迎えにくるからバスには乗らない」とウソをついたことがありました。

迎えに来た母は

「そんなこと言ったかしら〜？」

とけげんな顔をしながらも、ウソをとがめることなく長い道のりを手を繋いで帰ってくれました。

私は気が済んだのか満足したのか、後にも先にもこのウソは一回きりで終わりました。

しあわせな思い出です。

「きましたよ　きましたよ　だっこでんしゃが　きましたよ」

ぴったりくっついた親子を乗せて、電車はどこに行くでしょうか。

ぜひ書店で手に取ってみてください。小さい人たち向けのボードブック（厚紙の本）です。

色校正（テストプリント）で書店さん用にPOPも作りました。

1点ずつ違う手作りPOPですが、交通新聞社さんにお問い合わせいただくとコピーしたPOPがあると思います。ご活用いただけたら幸いです。

レターセットを作りました（twitterまとめ）

コロナウイルスの感染予防対策ということで、突然学校が休校になり、

子どもたちはもちろん親御さん、ご家族、そしてどなたにも不安や戸惑いが広がっています。

twitterで「#イラストレーターにできること」という素敵なタグができ、

塗り絵や工作の素材を提供する動きがありました。

私も遅ればせながら、お手紙のセット（女の子用、男の子用）を作りました。

もっと遊べるはずだったのに急に会えなくなったお友達に気持ちを伝えたい、

心配しているおじいちゃんやおばあちゃんに「元気だよ」と知らせたい、

そんな時にお役に立てたら嬉しいです。

どんな時代になっても、直筆のお手紙は嬉しいものですよね。

A4サイズ２枚で、封筒１枚、便箋３種類がプリントできます。

twitterに載せたものを改良して、余白に「しおり」を付けました。

貧乏性なので、紙の余白を捨てるに忍びないこともありますが、この機会に本を読もうとして書店に足を運ぶ人が増えているようで、こんな中でも嬉しい現象に気持ちが救われます。

よろしければご家庭で印刷してお使いできるPDFデータをこちらにアップしていますので、ダウンロードしておうちで印刷していただけたらと思います。

また、セブンイレブンのネットプリントサービスもご利用いただけます。

よりきれいな印刷ができると思います。

※A4カラー出力で１枚６０円かかります

女の子用（おもちゃのマーチ）　封筒　20787281（予約番号）

　　　　　　　　　　　　　　　便箋　90361057

男の子用（恐竜）　封筒　28241866

便箋　67732553

セブンイレブン　ネットプリントのご利用方法はこちらをご覧ください。

#イラストレーターにできること

2020年カレンダー完売御礼と寄付のご報告

超！お久しぶりでございます。

ブログを１年近くほったらかした後の、2020年オリジナルチャリティーカレンダーの完売御礼と、寄付のご報告です。

今年はNPOカタリバさんにカレンダー売上の３０％（27,000円）を寄付させていただきました。

正式な領収証はまだ数ヶ月かかるかもしれないとのことでしたので、

取り急ぎメールのスクリーンショットにてご報告です。

お買い上げいただいた皆さま、ありがとうございました。

日本のみならず世界中で、寄付が必要なことが本当に増えました。

本当は寄付をしなくても大丈夫な世の中になっていかなくてはいけないだと思います。

個人ができることは小さいことばかりですが、

面倒がらずに日々小さなことから心がけてて暮らしたいものです。

原画展のお礼と、カレンダー売上寄付のご報告

お礼とご報告が遅くなりましたが、

ひるねこBOOKSでの原画展、たくさんの皆さんにお越しいただいて無事に終了しました。

ひるねこBOOKSさんは出版社関係の常連のお客様も多く、某オサレ出版社のMさん（男性）に「この絵本、最後の３見開きの使い方が贅沢で素晴らしいですね！」と言っていただき、「そうなんです！そこ、褒めてくださった初めての方です！」と感激したり、お子さんの子育てに私の絵本を全て読んでくださったという某贅沢雑誌の編集者さんにもお越しいただいて、私にとっても新らしく貴重な出会いがたくさんありました。そして、在廊していた３日間、お客様の半分以上が中学・高校・大学の同級生ではないかと思われるほど、ひるねこさんが同窓会の場と化したのでありました。絵本も予想以上にたくさんお買い上げいただいて、開催３日目でまさかの在庫切れになりかけるという嬉しいピンチも長岡さんのおかげでなんとか乗り越え、「１年前に出版した絵本も機会を作ればこんなに売れるんですね」と、ひるねこ店長の小張さんにも喜んでいただけて嬉しいです。

トークイベントは担当編集者の長岡さんと私の掛け合いで、少人数で和やか＆ちょっとディープなお話ができたかなと思っています。そのあとの長岡さんとのサシ飲みが、もっとディープだったことは言わずもがなですが。楽しい展覧会でした。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
そしてもう一つのご報告です。オリジナルカレンダーの売上の３０％を今年もCEFI（NGO国際こども教育基金）に寄付させていただきました。
今は大きな支援活動をお休みしている状況だそうですが、何かの時のためにプールしておきたいというご連絡をいただきました。「何かの時」はできれば起こらない方がいいのですが、少しでもお役に立てれば幸いです。カレンダーをお買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。

「うさぎでうれしいうさぎはうさぎ」原画展が始まります

３月９日（土）から谷中のひるねこBooksさんで「うさぎでうれしいうさぎはうさぎ」（講談社）の原画展がはじまります。

■会期　３月９日（土）〜２２日（金）
■OPEN 11:00〜20:00（最終日は16:00まで） 火曜日定休※毎週火曜日定休の他、休業の場合がありますので、必ずSNSをご確認ください。
■場所　ひるねこBooks　台東区谷中２−１−１４−１０１
■入場無料
■作家在廊日時　３月９日（土）１３〜１５時　　　　　　　　３月１０日（日）１４〜１７時
■３月１１日（月）１９：００〜２０：００のトークイベントはおかげさまで満席になりました。イベントの時間帯はお店に入れませんのでご注意ください。

今回は絵本の原画５点に加えて、自作の陶器の額縁に入れた小さな作品やブローチ、nunocoto fabricさんで販売していただいている布のブックカバーやトートバッグ（自分で縫いました！）、ポストカードなどのグッズなども販売いたします。在廊時にはご購入いただいた絵本にサインもお入れできますので、お気軽にお声かけください。

たくさんの皆さまのお越しをお待ちしております。