壁画制作が終わって20日余り。
絵本などの仕事が大詰めで、後回しになっていたのですが、
夕方、病棟のサインプレートに貼るシールを貼りに行ってきました。
ひさしぶりに詰め所の看護士さん達にあいさつをすると、
「あっ、なつかしい人が来た!」みたいにみなさんの顔がいっぺんに笑顔になって、
なんだかとっても嬉しく思いました。
この人が来ると何かオモシロイものが増える・・・と思ってくださってるのかもしれません。
今日はシールを貼るだけでしたが、
仕事が落ち着いたら、追加リクエストのあった場所にもう少し絵を描きに行かなくちゃ。
もうちょっとお待ちください。
プレイルームを久しぶりにのぞいたら、
なんと!
部屋中の壁面が水族館に!
こんな毎日を過ごしていたら、図画工作が大好きになっちゃいますよね。
私が描いた絵の続きを作ってくれているみたいに思えて感激してしまいました。
幼い子どもたちは絵を描いたり何かを作ったりするのが大好きだし、
周囲の親たち、大人たちも、それを喜ばしく、ほほえましく、見守っています。
もともと「芸術」の分野は「食べる」ことの次に人類の最初の楽しみだった、と言えるかもしれません。
「芸術」は人間だけが持つ大事なこと(つまり文化)だと思うのです。
なのに、
年齢が上がるにつれて、いつのまにか教科の勉強ばかり重要視されて、
学校からどんどん「芸術」が減らされていきます。
本当に心豊かな生活とは何なのか。
病気と戦っているにもかかわらず、この幸せそうないきいきした子どもたちを見てちょうだいと言いたいところです。