お昼前にジャスコに買い物に行ったときのことです。
エスカレーターを降りようとしたとき、
ちいさな男の子と女の子(たぶん、ふたごちゃん)が
お母さんと一緒に前を歩いていました。
女の子はスッと先に降りていったのですが、
最後にいた男の子が、
「おかあさん、こわい!おりれん!」
と、いちばん上にとり残されて、足を出したりひっこめたりしています。
「○○ちゃんが『自分ひとりで降りる!』って言ったからじゃないの!」
と、お母さんは困った顔で振り返りながら降りて行きます。
”ああ、あるある、男の子ってこんなだよね”
そう思いながら、「いっしょに降りよっか?」と声をかけて手を出してみました。
男の子はすんなり私の手をにぎって、無事にエスカレーターを降り、
何事もなかったようにガチャポンのところへ走って行ったのです。
ちっちゃくてやわらかい手だったなあ♪
「コラ、おばちゃんにちゃんと『ありがとう』言わないと!」
そんなお母さんの声も耳に入りません。
お母さんは私にすみませんと何度も言ってました。いえいえ、どういたしまして。
私も子どもたちが小さいとき、いろんな見知らぬ人に助けてもらってたことを思い出しました。
電車の中で席をゆずってもらったり、トイレで順番を先にしてもらったり。
こんどは自分がそういう番になったんだなと。
世の中の若いお母さん、ひとりで子育てを背負い込まないで、
周りの助けをどんどん借りてくださいね。
小さい子の手をにぎるって、こっちが幸せになれるもんですよ♪
さて、学研の「たのしいシリーズ」4冊が中国で出版されたそうです。
中国での出版は最近はとても増えてきていますが(私が関わっている書籍や雑誌だけでも数回ありますから)、どの日本の出版社もほとんどボランティア状態です。
かつて日本もそうやって助けてもらっていたのかもしれませんが、基本的に日本人って優しいよね、と思ってしまうのでした。
さて、今夜は我が家には私ひとりぼっちです。
仕事があるので、主人の実家の「まつり(農作業の労をねぎらう)」に帰れませんでした。
あちらはかなり夜は冷え込みます。帰った二人が風邪をひきませんように。